子どもが感染。手足の急性弛緩性麻痺とは?原因や対策、症状、年齢、地域も

急性弛緩性麻痺

2018年、11月に入り、 だいぶ寒暖差の出てくる季節に なってきました。 朝方もだいぶ寒くなってきましたね! すでにインフルエンザにかかった という情報が流れていて、もう 風邪対策などをしなければならない 季節であります。 そんななか、風邪に似た症状では あるのですが、ちょっと気になる 症状が話題になっています・・・

子どもが感染して手足などがまひする「急性弛緩性麻痺」が流行

主に子どもが感染して手足などが麻痺する 「急性弛緩性麻痺」の患者数が、 先月までの半年で80人以上に上り、 専門家はかぜに似た症状のあとに 手足に力が入らないような 麻痺が見られた場合は、速やかに 医療機関を受診するよう 呼びかけています。 風邪かなと思っていただけなのに 後から手足が麻痺してしまうなんて 考えたら怖い病気ですね・・・ 「急性弛緩性麻痺」とは いったいどういう病気なのでしょうか? スポンサーリンク

「急性弛緩性麻痺」とは?

手足などに急性の弛緩性麻痺が起こる 疾患の総称のことを指します。 急性弛緩性麻痺(きゅうせいしかんまひ) とは、主に子どもが発症する感染症で、 発熱やせきなどの風邪に似た症状のあとに 手足などに麻痺が起きるもので、 多くの子どもに麻痺の後遺症が残ると されています。 急性弛緩性麻痺を起こす疾患の 種類には、 ポリオ麻痺、 急性弛緩性脊髄炎、 急性横断性脊髄炎、 急性脳脊髄炎、 急性脊髄炎、 ギラン・バレー症候群、 ホプキンス症候群など と多数ありますね。 よく疾患の種類として ポリオ麻痺や ギラン・バレー症候群などは よく聞く名前ですね。 ポリオは ポリオウイルスが脊髄神経前角の 運動神経核を侵すことで 四肢を中心とする全身の筋肉の 運動障害、いわゆる弛緩性麻痺を 起こす急性ウイルス感染症です。 かつて小児に多発したために 小児麻痺と呼ばれましたが、 免疫抗体をもたなければ どの年代にも感染します ギラン・バレー症候群は、 世界中のあらゆる地域で 赤ん坊からお年寄りまで 誰でも罹りえる病気です。 日本での平均発症年齢は 39歳だそうです。 急性弛緩性麻痺を起こす疾患は いろいろとありますが、 一概に小さい子供がなりやすいと 決め付けてしまうのも 危険かもしれませんね・・・

「急性弛緩性麻痺」の感染源は?

原因として エンテロウイルスD68の感染が 指摘されています。 小児麻痺とも呼ばれるポリオや手足口病を 引き起こすウイルスの仲間だそうです。 せきのしぶきなどで感染し、夏から秋に 流行します。 発熱など風邪に似た症状が出る。 対症療法しかなく、感染を防ぐための ワクチンもないそうです。 事前に防ぐ手立てがないので、 風邪を引いて、そのあとに麻痺したり していないか、常に確認する必要があります。 スポンサーリンク

「急性弛緩性麻痺」の予防方法は?

現状、急性弛緩性麻痺にならない為の 予防には、手洗いやうがいしか無いようです。 かならず、お子さんが外出して家に戻った際には 手洗いやうがいをこまめに行ってください。 「手洗い」「うがい」は、 普通のかぜやインフルエンザの他にも 様々な感染症を予防するために とても効果的です。 どんなに気をつけていても、 私たちは毎日いろいろなものに 触れていて、想像以上に たくさんの細菌などの 微生物に汚染されています。 しっかり手洗い、うがいを しているつもりでも、 間違った方法のため効果が 得られていないことも 多いようです。((((;゚Д゚))))

正しい手洗いの方法

手のひらをあわせて、 5秒間洗う 手の甲を伸ばすように、 5秒間洗う 指先やつめの間も、 渦を描くように5秒間洗う 指の間も十分に、 5秒間洗う 親指を手のひらで ねじるように5秒間洗う 手首も忘れずに、 5秒間洗う

正しいうがいの方法

うがいがしやすい量(約60mL)の 水や緑茶でうがいをします。 または希釈したうがい薬を コップに用意します。 これを使って3回にわけてうがいをします。 緑茶にはよけいなバイ菌を 殺菌する効果があるそうですよ!! 1回目は口の中の食べかすなどを 取る目的で、口に含んで 強くうがいします。 2回目は、上を向いて、のどの 奥まで届くように15秒程度 うがいします。 3回目はもう一度 “ガラガラペッ”をします。 うがい・手洗いは基本的な予防ですが 一番効果的な予防法ですからね!! 毎日、お子さんがしっかりおこなって いるか、お父さん、お母さんは よーく見てあげましょうね!! (*˘︶˘*).。.:*♡

「急性弛緩性麻痺」の発生している地域は?

2018年の急性弛緩性麻痺が発生した地域は 都道府県別では、岐阜県と兵庫県が 8人と最も多く、 続いて東京都と愛知県が6人、 福岡県で5人、 埼玉県、千葉県、神奈川県、 それに大阪府で4人となっています。 3年前に国内で流行った時には 100人余りの重病者が発生しました。 アメリカでは4年前、1000人以上感染したと 発表されていて、非常に感染力の強い 病原体のようです・・・

「急性弛緩性麻痺」になりやすい年齢は?

285件報告された15年は、 すべてがエンテロウイルスD68との 関連があるとは確認できていないが、 流行のあった8~12月に手足のまひが出て、 脊髄(せきずい)に異常があった人が 約60人に上った。 大人は4人だけで、 半数以上が5歳未満だった。 その多くにまひが残ったそうです。 5歳未満のお子さんを持つ お父さん、お母さんは充分に ご注意ください。 スポンサーリンク

「急性弛緩性麻痺」は治るのか?

もし「急性弛緩性麻痺」は治るのか?という ことが非常に気になりますが現時点では わかりません。明確な回答は、調べても 出てきませんでした。 今のところ、言えることは治る、治らないの 前に、「急性弛緩性麻痺」にならないように 気を付けるしかないということのようです。 治療として様々な薬品投与が試されて いるものの、特に予後に影響するものは なし。 75~90%で何かしら筋力低下残存。 スポンサーリンク

まとめ

今回は発熱やせきなどのかぜに似た 症状のあとに手足などにまひが起きる 「急性弛緩性麻痺(きゅうせいしかんまひ)」 について調査しました。 この病気にかかると多くの子どもに まひの後遺症が残るとされています。 ならないように、うがい手洗いを 充分に行いご注意ください!!! また、風邪を引いたお子さんには 状況をみて、手足に麻痺などが ないか、聞いてみるようにしてください。 子供は、自分のカラダに異変が起きて いても、特に気にせず、そのまま やりすごしてしまうことがあります。 保護者から どこか、異変はないか? 痺れたりしてない?とお子さんに確認し 早めの対策を心がけて行ってください! これから寒い季節になり 病気が流行る季節です。 繰り返しになりますが、十分に うがい手洗いを行い、まずは病気に 掛からない心がけていきましょう。 今回も最後までお読みいただきありがとうございます!! [colwrap] [col2]スポンサーリンク [/col2] [col2] [/col2]