VAR(サッカー)とは何?発動条件はいつ?仕組みやメリット,デメリットは?

2019年1月24日日本時間午後10時過ぎキックオフ。アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のアジアカップ。準々決勝の日本対ベトナム戦は1-0で日本が勝利し、準決勝に駒を進めましたた。

日本チャチャチャ!!なんとも厳しい戦いでした!!ベトナムの選手たちの高い位置からの強烈なプレス、けっこうヒヤヒヤしましたよね!?途中、パスミスからのゴールを奪われてしまいそうな場面もあり、一瞬たりとも目が話せない試合展開でした。

そして、この試合、2回のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が発動されましたね!!このVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が今話題になっています・・・

アジアカップ2019、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が話題

 

この試合で注目されたのが、準々決勝から導入された「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)」だ。

 20分に吉田麻也の先制点が幻と化したのは、頭で合わせたシュートがVARによってハンドと判断された故だった。そして57分、堂安律がドリブルでペナルティエリアに切り込み、ベトナムDFに倒されたシーンで再びVARが介入。一度はノーファウルで流されたプレーが、主審の判断によって見直され、PKが与えられた。このPKを堂安が自ら決め、日本が勝利を手にしている。引用:ヤフーニュース

この試合、2回のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が発動されました。

1回目は前半20分吉田麻也選手がヘディングでベトナムゴールを揺らしました。決めた瞬間、吉田麻也選手、ちょっと浮かない顔をしていたので、もしかしたら・・・と思ったら、案の定VARでノーゴール判定になりました。

2回目は後半57分、堂安律選手が相手ペナルティーエリアでドリブルで切り込んだ際、相手ディフェンダーに倒されましたが、その時はスルーされました。しかし、VARで判定後、ファルと見なされ、PK(ペナルティーキック)を獲得し、このゴールが見事決勝点になりました。

この試合、ベトナムはVARに救われて、VARにやられたと言われています・・・まぁたしかにそのとおりですね・・・

ところで、VARってどういう風に運営されているかご存知ですか!?ワタシはあまりわかっていなかったので調べてみました・・・

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とは

 

サッカーはVARが導入されるまで、基本的に3人の審判が試合を判断していました。

プッチの中を駆け回る人が主審が1人、サイドラインに立っているのが副審2人です。

主審がファウルやゴールをジャッジし、副審がオフサイドの判定や、スローインがどちら側がなげるのか?などをサポートします。

しかし、ずっとこのシステムでサッカーの試合は運営されてきましたが、より正確にジャッジをするためにもビデオ判定を取り入れることになりました。

これがVARですね。

アシスタント・レフェリー3人、リプレーオペレーター4人という人がプッチ外のモニタールームでチェックする仕組みになっています。

大きな大会では、ロシアワールドカップから正式に使用されるようになりました。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の発動条件とは?

 

VARは主審が下したジャッジが間違っていないか?

主審が見落としをしていないか?という点をサポートするために取り入れられたシステムです。

ですが、常にVARが発動するという訳ではないんですね!!毎回、毎回VARが発動されていたのでは、主審が必要無くなってしまいますし、試合もいちいち止められてしまい、リズムが非常に悪くなってしまうためです。

VARが発動する時の条件についてまとめてみましょう!!

イエローカードやレッドカードが出された時

選手が時に悪質なプレーをした場合、レッドカード1発で退場になるシーンが有ります。こういった時、本当にそのレッドカードは適正なのか?VARでも前後のプレーをチェックされます。

また、選手同士がエキサイトして、もみ合いになった際、どちらが本当に悪いのか?などもVARでチェックされます。

ゴールが有効か無効か?

 

ゴールを決めた時、時には際どいシーンがあると思います。

本当にゴールラインを割ったのか?
足や頭以外でゴールを決めていないか?
オフサイドに該当していないか?

といった、今の本当にゴール?というシーンでチェックが行われます。

PK(ペナルティーキック)の時

ペナルティエリア内で選手が倒された時、その行為がファールに該当するかチェックされます。

ここが一番VARの使いどころといっても良いのではないでしょうか?

ペナルティーエリア内と外では、正直ファウルのとり方が変わってきます。オフェンス側がディフェンス側に倒された時など、簡単にペナルティーエリアでファウルを取られることはありません。

それは主審もPK1発で試合が左右されることがわかっているからですね。ですので、安易にファウルを宣言することが難しくなるわけです。

そういった場面ではVARは非常に有効になるというわけですね。

 

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が発動されると?

 

基本的に主審は淡々と試合をジャッジしていきます。主審がゴールを宣言した後でも、VARが発動されると、主審がビデオモニターを自身で確認しに行きます。そのうえで、先程のゴールはノーゴールと判断した場合は、先程のゴールは無効となります。

その逆で、オフェンス側がペナルティーエリアでディフェンス側に倒されて、その時はやり過ごしても、あとでVARでファウルだと判断されれば、あとからPKが与えられるということになるんですね。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のメリット・デメリットは?

 

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のメリット・デメリットとはなんなのでしょうか?

メリットとしては、

ジャッジが怪しいプレーに関しては、あとからでもちゃんとジャッジしてもらえるので、不当なジャッジが減るのではないか?と言われています。たしかに、片一方だけに有利なジャッジだと不公平感が募って試合後はモヤモヤが残るのは嫌ですからね・・・

デメリットは

ジャッジがあとから覆されることではないでしょうか?昨日の日本対ベトナム戦のようなカンジですよね!?

ベトナムからしたら、1回目のVARではゴールが無効になって「ラッキー」と思ったのに、2回目はPKが後から取られて「マジかよ!?」と思いますよね・・・

日本も「えっPKなの?」と喜んで良いのかどうか?一瞬迷う人が多いのではないでしょうか?いずれにしても、モヤモヤが残りますね・・・

まぁVARが導入されたことで、片一方だけに有利なジャッジがくだされるという展開や、あまりにも納得できないジャッジが無くなると考えれば、個人的にはVAR導入ありなんじゃないか?と思っています。

みなさんはどう思われますか!?

今回も最後までお読みいただきありがとうございます!

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